シャトー・ランシュ・ムーサ　1997 - 千倉青木屋「千倉Wines」南房総からワインをお届け

シャトー・ランシュ・ムーサ　1997

【フランス／ボルドー地方／ＡＣポイヤック／赤／辛口／フル】
カベルネソーヴィニヨン種73％、メルロ種27％
カステージャ家一族で分散所有されていた畑を１９６９年にエミル・カステージャが買い取って１つにまとめ、醸造施設を一新しました。またブドウの樹の植え替えも行い、徐々に評価を高めてきています。エミル・カステージャは、ポイヤックの「シャトー・バタイエ」、サン・テミリオンの「シャトー・トロット・ヴィエイユ」、ポムロルの「ドメーヌ・ドゥ・レグリーズ」など、１９８０年代から購入したシャトーを見事に運営し評価を上げています。
畑は「シャトー・バタイエ」に隣接し、ポイヤック村の一番西に位置します。他にも「シャトー・ラフィット・ロートシルト」や「シャトー・ラトゥール」の近くにも飛び地の畑を所有しています。同5級の「シャトー・ランシュ・バージュ」とは元々1つのシャトーでしたが、新しく出来たのが「ランシュ・バージュ」で、本家の方は「ランシュ・ムーサ」です。現在の評価はランシュ・バージュの方が高く本家が苦戦している状態ですが、９０年代初頭からの品質向上には、目を見張るものがあります。
一時期はグラン・ヴァンにしては軽いと評価される事が多かったのですが、現在では、格付けワインならではの存在感と個性が復活し、評価を上げています。評価が見直されたのが近年の為、まだ高騰を続ける格付けワインの中でも比較的リーズナブルな価格で購入できる数少ないワインの１つです。「シャトー・ランシュ・ムーサ」のワインは、現在の飲みやすいボルドースタイルでは無く、“原点回帰”と言えるカベルネソーヴィニョンの比率が高く、筋肉質な味わいを目指し造り出しています。それでも、“硬い”と言う訳ではなく、ポイヤック村にある他のシャトーに比べれば、まだ早熟で９７年は飲み頃に入り始めたと言えます。

販売価格

4,180円(本体3,800円、税380円)

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