【アメリカ／カリフォルニア州／赤／辛口／フル】
カベルネ・ソーヴィニヨン種、メルロ種、マルベック種、プティ・シラー種、プティ・ヴェルド種、カベルネ・フラン種のブレンド
トスカーナ出身のジョゼッペとピエトロ・シミ兄弟が１８７６年に創業したソノマ最古のワイナリーです。１８８１年から現在のソノマ北部ヒールスバーグの本拠地を構えます。禁酒法時代にはジェゼッペの娘イザベルがブドウ畑を売却したりしましたが、その一方でワインを貯蔵し、解禁後、満を持して熟成したワインをリリースしました。それが大当たりしたのがシミ・ワイナリーのスタートといっても過言ではありまえん。１９８５年、アメリカで初めてミッシェル・ローランをコンサルタントに迎えたり、またアレキサンダーヴァレーやロシアンリヴァーヴァレーに畑を広げました。２００３年からはカリフォルニアの花形ワインメーカー（醸造責任者）、スティーヴ・リーダー氏が指揮をとり、今や押しも押されぬソノマを代表するワイナリーとなりました。
フレンチオーク（新樽３３％）、アメリカンオーク（新樽９％）で13ヶ月熟成
ソノマでも特にプレミアムなカベルネの生産地アレキサンダーヴァレーに２００ヘクタールもの自社畑から生まれるカベルネです。
プラム、ブラックベリー、カシスのバニラのニュアンスが加わります。味わいは柔らかいアタックの辛口です。アレキサンダヴァレーの特徴でもある“ビロードのような質感”をしっかり感じることができます。主張しすぎることなく、それでいてしっかり脇を締めてくれる酸味と、すっきりと上品なタンニン、過度な果実味はなく、ベスト・バランスなカベルネという印象を持ちました。
開けてすぐ美味しい、まさに“レストラン・ワインの鏡”的なスタイルで根強い人気を誇ります。ソノマ・アレキサンダヴァレーの典型を、お手頃な価格で楽しめる、そんな何気ない日常に幸せを感じてしまいます♪