【スペイン／ＤＯリアス・バイシャス／白／すっきりした辛口】
アルバリーニョ種100％　ステンレスタンクのみで醗酵・熟成
ガリシア地方は、ポルトガルの北側、大西洋に接する地方です。ポルトガルの「ヴィーニョ・ヴェルデ」に似た酸味の効いた、海の幸との相性が良いすっきりしたタイプの辛口白ワインが有名です。５つあるＤＯの１つ、「リアス・バイシャス」は、雨が多く、スペイン中でも最も年間香水量の多い地域ですが、地盤が主に花崗岩なため、水はけが良いのが特徴です。
ガリシア州の一番南の「オ・ロサル」という海に近い場所と、「コンダード・デル・テア」という山の麓に畑を所有しています。５５ヘクタールの広大な、しかも樹齢の古い自社畑を持つボデガは、リアス・バイシャス内でごく僅かの生産者のみです。１９８５年から輸出を行なっていて、この地方のパイオニア的存在です。さらに２００４年には、今までの経験を生かし新しいワイナリーを造るなど、今ノリにノッている造り手です。
青リンゴやレモン、白い花のニュアンスなど、とてもフローラルな香りが特徴的です。味わいは、なんといっても“酸味”と“ミネラル”、そして“肯定的な苦味”!!口いっぱいに広がるミネラルのニュアンス、豊かな酸味をしっかり感じ、余韻も長く、アフターには心地よい苦味で締めくくられます。またこのワインの最大の特徴は、塩気（ミネラル）を感じる“海のニュアンス”と、海抜の高さを感じさせる1本芯の通った酸味から受ける“山のニュアンス”が絶妙にマッチしているところでしょう。
スペインというと、赤ワインはハイコストパフォーマンスからハイ・クオリティなワインまで百花繚乱の様子を呈していますが、白ワインというと？と思っている方に一石を投じるワインです。ウチが満を持して導入したリアス・バイシャス、満足度の高いスペイン・ブランコとして記憶に残るワインとなること、間違いナシです!!