ドメーヌ・フィスター　キュヴェ８　2007 - 千倉青木屋「千倉Wines」南房総からワインをお届け

ドメーヌ・フィスター　キュヴェ８　2007

【フランス／アルザス地方／白／フルーティーな辛口】
ピノ・グリ種、リースリング種、ゲヴュルツトラミネール種、ミュスカ種のブレンド
｢ドメーヌ･フィスター｣は1780年設立の老舗です。父であるアンドレ・フィスター氏は、ダーレンハイム葡萄栽培協同組合長を兼任し、娘のメラニも組合に属し積極的に地方に貢献しています。『ガストロノミックなワインを造る…』の考えのもと、長い間辛口ワイン造りに信念を抱き取り組んできました。現在はメラニがドメーヌの責任者として8代目を努めています。
メラニはエンジニアリングと醸造学を学んだ後、「ツィント・ウンブレヒト｣（アルザス）、｢メオ・カミュゼ｣(ヴォーヌ･ロマネ）、｢シュバル・ブラン｣（サンテミリオン）、｢クラッギー・レンジ｣（ニュージーランド）で経験を積みました。7代目アンドレの代までは、サロンに出展することもなく、1本のサンプルすらコンクールに送ることもせず、“口コミ”のみで地元やドイツの顧客や飲食店に販売していました。8代目のメラニが受け継いでからは、メディアへのアプローチを始め、1780年から続く高いクオリティは国内外で注目されるようになり、世界的に高い評価を受けています。
一般的に混合品種のアルザスワインは、収穫を終えて残った様々な品種を同時に収穫しそのままプレスし醗酵させる、いわゆる“残りものワイン”的な要素があります。しかしこの「キュヴェ8」は、コンセプトが全然違います。それはまさに“ボルドースタイルのキュヴェ・ダサンブラージュ”と呼べるものです。2005年の研修先であった「シャトー・シュヴァル・ブラン」でカベルネ・フランとメルロを別々に試飲し、アッサンブラージュ（混醸）に立ち会った時の経験を活かして造ったワインです。アルザスで最も高貴とされる4品種、リースリング種、ピノ・グリ種、ゲヴュルツトラミネール種、ミュスカ種をワインにしてからアッサンブラージュしています。ひとつのワインでアルザスを紹介できるようなワインを造りたいといった、8代目メラニのアイデアが形となったワインです。品種の個性をそれぞれ感じることができ、なおかつそれらが一体となった時のハーモニーも楽しめる優れものです!!
始めはリースリングのフルーティーな香り。グラスを回すとゲヴュルツのあの独特なフローラルなニュアンスが感じられます。味わいは桃やアプリコット系の果実味を主体に厚みもしっかりありますが、それぞれのブドウの個性がスーッときれいに伸びる酸味と共に一体となって飛び込んできます。そしてミネラル感が心地よくアフターまで伸びてきます。全体の印象としては、フルーティーではありますが、残糖感が少なく、上品な酸味がセンターに１本通っているためお料理との相性も守備範囲が広いように感じました。少し苦味のきいた野菜や魚介、鶏肉、フレンチはもちろん和食にもいけそうです。ちなみのアルザスの2007はビッグ・ヴィンテージ!!この機会にぜひお試し下さい。

販売価格

3,960円(本体3,600円、税360円)

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